日本はいよいよ海洋国家戦略を展開する時が来た
今回の対イラク武力行使事件で、はからずも明白になったのは、大陸国家群と海洋国家群との対立である。
言うまでもなく、フランス、ドイツ、ロシヤなどは典型的な大陸国家であり、イギリスは典型的な海洋国家であり、アメリカも海洋国家といっていいだろう。日本はいうまでもなく、典型的な海洋国家である。
日本は、今回の事件では、はからずもと言っていいだろうが、海洋国家たる米英の側に立つことを決断した。
海洋国家として生きていくしかない日本にとって、この選択は正しかったといえよう。
今回の事件に関しては、今のところアメリカとの同盟関係の重要性だけが強調されているが、現時点ではそれでいいとして、今後は、これを機にイギリスとの連携を深めることを日本の国家戦略として重要視していくことが大切だと思う。
合わせて、イギリスと関係の深い海洋国家といえるオーストラリア、ニュージーランド、さらにフィリッピン、インドネシア、太平洋に点在する島嶼諸国などとの連携を深めることを日本の外交戦略の中核に据える必要があると思う。