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300号「新年に当たって」

オピニオンレター300号 平成22年1月4日

「新年に当たって」

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

この年末年始に私は今NHKなどで話題になっている司馬遼太郎の作品の「竜馬がゆく」と「坂の上の雲」を改めて通読しました。そしてしみじみ感じたことは、歴史上のちょっとした出来事がほんの少しでも別の方向になっていたら、その後の国の歴史の展開は大きく違った方向になり、全く別の姿の国になっていたかもしれない、ということです。

 明治維新をめぐる数々の出来事、或いは日清日露戦争も、ことと次第によっては、今日の我が国とは全く違った国の姿、即ち、どこかの国の植民地になるかいろいろな国々に食い荒らされた姿になるか、いずれにせよ今の日本のように、先進諸国の一員として世界で大きな存在ではなかった可能性も充分あったということです。

 折に触れ、多くの先人の決死の努力なり信念にもとずく決断なりがあって国造りの方向が決められ、結果としてそれが正しいものであったことが証明されたのが今日の日本の姿だといっていいと言うことです。

 なぜ今更こんなことを言うかというのも、今の日本の置かれた状況は、明治時代に日本が置かれていた状況と同じといっても過言ではない状況ではないかということだからです。

 即ち、今こそ国の指導者が判断を間違えたり、決断の時期を誤ったりしたら、日本の将来は予想をすることも恐ろしい状態になってしまう可能性があるというほど大切な時期にあるということです。

 世界の中で孤立した国になり、どこにも相手にされなくなった故に経済もすっかり落ち込んでしまって、福祉国家どころのさわぎではないということなども想定されるということです。

 今こそ政治家をはじめとする国家の指導者は、明治時代に活躍した人々と同じように、わが身の命をかけて日本国家の将来に献身すべき時だと思えてなりません。選挙に勝つことを最優先に物事を決めたり、万事政局がらみで判断したり行動するなどというのは、もっての外と言わざるを得ません。

 こういった大切な時に政界の外に身を置いていることを歯がゆく思えてなりませんが、今後政治の世界でしかるべき役割を果たす道があるのかどうかを真剣に探っていく年になりそうです。

 今年一年のご指導をよろしくお願いいたします。

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前衆議院議員
愛知和男