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293号「鳩山新首相と私の間のエピソード」

オピニオンレター293号 平成21年9月17日

「鳩山新首相と私の間のエピソード」

 先ず以って鳩山首相誕生をお祝いいたします。

 今後何かと批判をさせていただくことになろうと思いますが、先ず以ってお祝いを申し上げ、私と鳩山氏との間にあった或るエピソードをご紹介いたします。

 細川内閣で彼は官房副長官をしておりましたが、その時の出来事です。

 中西啓介防衛庁長官が何処かで憲法改正の必要性に言及したことが問題になって辞任に追い込まれました。

辞任したその日のことです。

 私は友人との会合に出席して午後10時過ぎに一杯機嫌で自宅に帰ったところ、次男の治郎(現参議院議員)が恐い顔をして待っていて、党幹部がパパの行方を捜している、見つかったらすぐ国会に連れてくるようにと言われている。すぐ行こうと言うので、取るものも取りあえず息子の運転する車で国会内のしかるべき場所に急行したところ、中西君の後継者として細川総理が君を指名してきた。そこで直ちに皇居での認証式に臨まなければならないが、モーニングを持ってきたか、というのである。

 こちらにとっては寝耳に水の話であるので、モーニングなど持ってきていません、と答えると、それでは誰かのを借りようということになり、いろいろ探した結果、鳩山官房副長官のがサイズからも丁度いいのではないか、ということになり、急遽、鳩山氏のモーニングを借りて認証式に臨むことになった。

 着てみると、ズボンが私には少々長すぎる。彼の方が足が長いということか!

 でも汚い靴を履いていたので、それが隠れるのでかえっていい。
 チョッキは小さくてボタンをはめると少々苦しい。しかし、短時間なら我慢できないことはないだろう。

 ということで鳩山氏のモーニングを借りて皇居での認証式に臨み、天皇陛下から辞令をいただいて私は防衛庁長官に就任したのだった。時計はすでに夜の12時を回っており、天皇陛下を十二時過ぎまでお待たせしたのは、君が初めてではないかなどと言われた。

 認証式を終え、其の足で防衛庁に登庁して記者会見、幹部との打ち合わせなどと続き、明け方になって自宅に帰って着替えをして、本格的な長官としての業務を始めたのだった。

 まったく眼の回るような数時間だった。

 ところでこのような訳で鳩山氏には特別な思いがある。

 彼が首相にまでなったということに感慨無量な思いである。個人的にはぜひ国のためがんばってほしいとおもうのである。

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前衆議院議員
愛知和男