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292号「自民党の再生は不可能であろう」

オピニオンレター292号 平成21年9月10日

「自民党の再生は不可能であろう」

 自民党は選挙の惨敗によって野党に転落したが、今後の努力によって与党にカムバックできるだろうか。

 私はいくら努力しても不可能と考えている。

 確かに前回、細川非自民政権が誕生して野党になったときは、それこそ禁じ手ともいうべき社会党と手を組み、こともあろうに社会党の党首を首班にして政権党に復帰した歴史があるが、このときの自民党の発想は、何が何でも与党の立場になければ党の存続自体が危うくなるということであった。

 その通りなのである。自民党という政党は政権という核に政治家が集まってできている政党なのである。政権から離れてしまえば党を成り立たせている核がなくなってしまうので、党自体が瓦解してしまうのは当然の帰着なのである。

 そこで前回は予想もできなかった社会党と連立を組み、しかも少数である社会党の党首を総理大臣にすることまでして政権与党に復帰したのであった。

 あの時、細川政権があと半年続いて、もう一度政府予算の編成をしていたら、自民党は瓦解して与党に復活することはできなかったであろう。そうなれば政界の再編成はその時点で行われていただろう。細川首相が政権を投げ出すのが半年早すぎたのは、日本の政治史の上でも極めて大きなことであった。

 ところで今回であるが、自民党がどこかの政党と組んで政権に復帰するシナリオがあるかと言えば、相手が見つからないのが現状である。ならばどうなるか。自民党は当分の間政権から離れることになるから、自民党は瓦解の道を進むしかないと思うのである。

 自民党としては、民主党の分裂を期待して、というか、分裂させる工作をして自民党と手を組む勢力を作り出すしかなないだろう。一方小沢氏は前回の苦い経験があるので、絶対それをさせないということを基本戦略に据えるだろう。

 自民党は、自然に瓦解していくシナリオではなく、自ら解党してこそ、所属する政治家の将来がひらかれると思う。

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前衆議院議員
愛知和男