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285号 「日本のガソリンは安い」

「日本のガソリンは安い」

4月30日の衆議院本会議で、大騒ぎの末、ガソリンの暫定税率が復活したことはご承知の通りである。このことにより、一時安くなっていたガソリン価格が値上げになることから、マスコミは政府与党に対する批判を高めることに一生懸命のように見える。

世論調査と称してガソリン値上げに賛成か反対かと問われれば、多くの市民は安いほうがいいと答えるのは当たり前であって、この結果をもとにして反対が多いと報道されているが、一方、わが国のガソリンは主要先進国の中では非常に安い方だということはあまり報道されていない。

例えば、イギリスではガソリン税は157円でガソリン全体の価格は1リットル当たり248円、ドイツでは税が142円でガソリン価格としては224円、フランスでは税が134円でガソリン価格は219円、韓国でも税は111円で価格は193円である。

日本は暫定税率が適用されても税は61円でガソリン価格としては160円程度であり、OECD加盟29カ国の中で6番目に低い水準である。

この事実を国民にもっと知ってもらわなければならない。国民に対していかにもPR不足であると思う。

日本は確かにアメリカより高いが、アメリカはむしろ例外なのである。

いや、アメリカは例外だといって済まされる問題ではないのではないか。アメリカでもガソリンの値段をもっと大幅に値上げするように、ヨーロッパ諸国と協力して働き掛ける必要があるのではないか。その意味でいえば、日本のガソリンはもっと高くあってしかるべきなのである。

アメリカには、ガソリンの無駄な消費を抑えるような社会体制の改革、(具体的には車社会からの脱却など)、あるいは生活スタイルの改革をしてもらわなければならない。

私の娘の家族がニューヨークで生活していて、たまに孫の顔を見にNYを訪問しているが、その都度、あまりにも多くのガソリンをじゃぶじゃぶ使うアメリカ人の生活スタイルにあきれてしまうことが度々である。