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281号 「同じ失敗を犯している小沢一郎氏」

しばらくお休みしておりましたオピニオンレターを再開することにいたしました。

私にとって思い出したくない思い出のひとつに、新進党時代にやった国会での座り込みがあります。

当時野党の新進党に属していた私は、小沢党首の指導のもとに、住専問題に関する政府の対応に反対するために、予算委員会を開かせないようにするべく、審議する衆議院の第一委員会室を占拠して入り口の扉の前に座り込みをしたのであります。はじめのうちは世論の理解を得ていたように感じていましたが、1週間以上にわたって徹夜で座り込んでいるうちに、だんだん世論の風当たりが厳しくなってくるのが肌で感じられるようになってきました。そろそろ引き上げ時だという認識が党内で広がっていく中で、小沢氏は頑として方針を変更しなかったために、結局、無残な形で座り込みを中止せざるをえなくなり、これをきっかけに党に対する支持も急速に落ちていき、その先には党の分裂解党という事態が待っていたのでした。

今回の税制関連法案や日銀総裁人事案件に対する対応についても、同じような事態が生じているように思えてなりません。一言でいって「やりすぎ」です。

世論の動向にもはっきり出ています。3月24日付けの読売新聞朝刊に出ている世論調査によっても、小沢一郎氏を評価しないという人は65%にも及んでいます。それに引きずられてだと思いますが民主党の支持率も2.4ポイントさがって17.6%となっています。福田内閣の支持率も下がっていますが、自民党の支持率はそれほど動いておりません。

福田離れが進んでいますが、その分民主党支持や小沢支持へと移っているわけはないのです。

もしかしたら、小沢氏は、前回と同じように、民主党を解党へと向かわせようとしているのかもしれません。民主党を分裂解党させ、政界再編のきっかけをつくり、その動きの中で、自分の立場を築いていく戦略かもしれないなどと思ったりしています。

いずれにせよ迷惑を被るのは国民です。国民のことをまず第一に考えるという政治の基本を無視したやり方には、大きな怒りを感じているのが正直なところです。

いずれにせよ福田内閣としては、世論の動向に一喜一憂することなく、直面する諸課題に

淡々と取り組んでゆくことが肝心であると思います。       以上